こーいちさん、こんにちは。
幕張新都心店の安田がお答え致します。
短距離専門の方の冬季練習として長距離を取り入れる目的には、
①シーズンで疲労した筋肉をほぐす
②来シーズンが始まってから、反復練習を繰り返し実施することができるようなスタミナを養う。
③短距離の通常のトレーニングでは鍛えにくい筋肉を鍛える。
等があります。
特に①の目的は大きいので、短距離選手の場合、長距離走で無理に追い込む必要性は低いと思います。(もちろん800m、1500mにも挑戦しようと考えられているのであれば、追い込み必要ですが・・・)
次に、②の目的を達成するためには、とにかくゆっくりでもいいので、長時間走り続ける、脚を動かし続ける、という意識が重要です。
いわゆる、LSD(ロング・スロー・ディスタンス)という練習です。
ゆっくり長い時間を走ることで、故障のリスクを下げながら、長時間の反復練習に耐えられる身体の器を大きくすることができます。
又、筋肉は血液から送り込まれる酸素によって、活動を維持することができます。
弱い刺激を与え続けることで、普段使用されていない毛細血管が使えるようになり、より筋肉に取り込める酸素を増やすことができます。
できれば、1回の長距離練習で、90分以上(ペースはゆっくりでOKです。㌔7分前後が目安です)実施するようにしてください。
最後に③の目的を達成するために、できるだけ不整地(土の上や芝の上、できれば多少アップダウンのあるクロカンコース)
を走るようにしてください。不整地を走る為には、自分でバランスを取って走らなくてはならないので、普段使用されない部位の筋肉(インナーマッスル等)を鍛えることができます。
以上ご参考になれば幸いです。
ご無理せずに頑張って下さい。
回答日:
2016/12/11(日)