月夜さま、初めまして。こんにちは。
幕張新都心店のランニングアドバイザーの安田がお答え致します。
急激にタイムが落ちてしまった原因としていくつか考えられる点を挙げさせていただきます。
①今年の8~9月中旬迄の猛暑によるコンディション低下(いわゆる夏バテ)
②猛暑による食欲不振・栄養偏重によるコンディション低下
③①②の結果、思うように身体が動かないことによる自身喪失
①に関しては、少し涼しくなった時期に起こりやすいです。猛暑時期蓄積した疲労が一気に出てしまうのです。
選手によって同じ練習内容でも楽にこなせる選手もいれば、きつく感じてしまう選手もいます。
②に関しては、夏場、しっかり必要な栄養を摂っていたか、ご本人にヒアリングしてみてください。
あまり食欲が出ず、糖質のみに偏った清涼飲料水や麺類等で食事を済ませることが多かったのではないでしょうか?
③に関してはご本人自身もまじめな性格ゆえに、「何でこんなに身体が動かないだろう。もうダメかもしれない。」というようなネガティブな思考になってしまっている可能性がございます。
それでは、上記それぞれについて対処法をご提示致します。
①1週間~10日位、インターバルやレぺ、ハイペース走等、強度の高いポイント練習を控え、ジョグと補強運動のみとする。⇒とにかく疲労を抜く。
②特に中長距離選手にとって、栄養摂取に気を使うことは非常に重要です。
先ず、筋肉を作るタンパク質は毎日、最低体重(Kg)の2倍のグラム数の摂取を促してください。(50Kgであれば100g 一気に摂取するのではなく、朝・昼・晩にしっかり分けて摂る)
推奨食材:卵・魚・鶏肉・ヨーグルト・牛乳
次に、タンパク質の吸収を助けるビタミンB1、ビタミンCを多く含む食材を同時に摂取するよう促して下さい。
推奨食材:納豆・豆腐・豚肉(ビタミンB1) 柑橘類、緑黄色野菜、100%オレンジジュース(ビタミンC)
又、貧血ではないようですが、中長距離選手は、慢性的に鉄分不足に陥りやすいので、鉄分を多く含む食材も積極的に摂取するよう促してください。
推奨食材:レバー・ほうれん草・海藻・赤身肉
最後に鉄分の吸収を助けるのもビタミンCですので、上記ビタミンCを多く含む食材は積極的に摂取するよう促してください。
③ある程度疲労が抜けたら、できるだけ気温が低い良コンディション下で、徐々にポイント練を再開するとよいと思います。
「ブランク明けだから。」と、傷つけないように、いつもより少し練習パートナーのレベルを下げてあげて、自信を取り戻してもらうのもよいと思います。
以上少しでもご参考になれば幸いです。
1日でも速く、選手の方のコンディションが上向くことを願っております。
又何か力になれそうなことがあれば、ご相談下さい。
よろしくお願いいたします。
回答日:
2019/09/30(月)